2009年07月14日

青いバラへの挑戦:和歌山医学会総会で特別講演

世界で初めてバイオテクノロジーで青いバラを開発したサントリーホールディングスR&D企画部植物科学研究所の田中良和所長が、「青いバラへの挑戦」と題し、和歌山市紀三井寺の県立医大で講演した。和歌山医学会総会の特別講演で、医師や学生ら約200人が訪れた。
 田中さんは90年、青いバラの研究開発に着手した。91年、人為的な突然変異や交配など従来の育種方法ではなく、青い色素を合成する遺伝子を解明し、遺伝子を取り出す新技術で特許を取得。ペチュニアやスミレの遺伝子で試し、04年に青バラを発表、今秋発売されるまでの経緯や苦労を振り返った。サントリー創業者の鳥井信治郎氏(1879~1962)の言葉「やってみなはれ。やってみなわかりまへん」を紹介し、「考え込まず、挑戦してみることが大切」と語った。
 同総会会頭の板倉徹・同大医学部長は「英語で『不可能』を意味する青いバラの研究がどうやって成功したのかを知り、若い研究者の励みになった」とあいさつした。

【毎日新聞】
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不可能と言われた青いバラを諦めずにバイオテクノロジーを開発するなんですごいですね。この技術はどこまでの過去の不可能を可能にするのでしょうかik_62


Posted by icarus at 17:21