2010年02月25日

三宝柑(さんぽうかん)

もうすぐ三宝柑の取れる時期です!三宝柑とは和歌山県が原産の果物で、「ユズ」と「ダイダイ」の自然交雑種と考えられています。果肉は淡黄色で酸味が少ないミカン類の一種です。ビタミンC、クエン酸、体内でビタミンAになるカロチンも多く含まれます。

江戸時代に徳川御三家、紀州公の和歌山城には、みかんどころにふさわしい秘果があり、ただ1本の原木の果実を三宝の載せて献上したことからと言われています。江戸時代末期までは門外不出の宝果でした。明治時代になって広がり、現在では和歌山の特産果実として紀南から紀中にかけて栽培されていますが質、量とも最高級品は有田郡湯浅町の栖原産と言われています。
平成天皇の即位の礼の際には、シャーベットとして出されました。

三宝柑の特徴ある形と香りは、菓子や料理にも生かされており、和菓子の老舗・廣瀬屋(福島市)は中身をくり抜いた湯浅産の三宝柑に、搾った果汁とゼラチンを入れた「三宝柑ゼリー」を開発されました。産地・湯浅町の旅館「栖原温泉」では三宝柑を容器にした茶わん蒸しが売り物です。

和歌山に訪れた際は、是非お試し下さいik_61
  


Posted by icarus at 17:23

2010年02月03日

根来寺・不動堂庭園 中世の眺め復元

根来寺(岩出市根来)の不動堂参道脇に、中世の庭園が復元され、不動明王の初縁日となる28日、完成記念の加持が行われた。庭園は、同寺南側の山などとともに来月、国の史跡に追加指定される予定という。

庭園は、広さ1534平方メートル。発掘調査で室町期以前のものとみられる滝や洲浜、岩組が見つかった。昨年夏から、京都の庭師を招き、木を除いたり、砂利を加えたりして、当時の姿を再現した。平安時代から、修業の道だった葛城山への入り口にあたり、庭園はその自然を表現している。

この日は、中村元信寺務長らが庭開きとして「願わくば参詣者の安らぎと癒やしの空間に」と述べ、般若心経を唱えた。毎月、不動明王の縁日に同寺を訪れるという和歌山市砂山南3、無職杉本和彦さん(63)は「きれいになって心が和みます。これから四季折々の景色が楽しみです」と話していた。

【読売新聞】
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日本庭園大好きです!ik_48 春の桜の景色が待ち遠しいです!ik_14  


Posted by icarus at 16:37